こんにちは。YOKAの角田です。
2024年ぐらいから、「YOKAの守備範囲を、キャンプ以外にも広げる」ということを掲げてきているのですが、改めて七輪はその定義にばっちり当てはまるものだったなと思っています。
キャンプがブームとなり、1つのジャンルとして確立したことで知識も広まりました。知っている人のなかではその知識「ありき」で語られるようになり、「ご存知のあれを、こうしたものです」というものが増えてきてしまった(そして、その説明はあまりされない)。そんなふうに感じます。
つまり、「知っている」と「知らない」の間に壁ができてしまい、知らない人が入れない世界になってしまった。
いろいろな要因が絡む話なので、決してこれだけが原因ではないと思いますが、キャンプブームの急減速の原因の1つではあると思っています。
YOKAはキャンプギアブランドですので、今回の七輪もキャンプ道具の延長として作ったと思われがちなのですが、実はキャンプギア方面から考えたものではありません。
七輪という、もともと存在していた「家にあるが、屋外で使う道具」にもう一度スポットをあて、現代における使いやすさ、楽しみやすさを追求した結果、キャンプ道具としても当然使いやすいものに仕上がった、というのが流れなのです。
つまり直接キャンプ場を目指しているのではなく、実は間に「家で楽しむそと遊び」を経由しています。
キャンプブームで「キャンプ」だけが大きく注目されていましたが、屋外で楽しむというアクティビティはもちろんキャンプだけに限りません。わざわざ遠くに行かなくても、ベランダや庭、公園など、外の空気を感じながら楽しむ遊びはいくらでもあり、その中でも、「庭で楽しむ」ということを突き詰めたのがYOKAの七輪なのです。
「知っている側」になりすぎてしまうことなく、外での楽しみをもう一度イチから考え、新たにスタートを切るかのように作り上げたもの。それが、YOKA SHICHIRIN++なのです。
友達と、家族と。炭という火を囲み、じっくり焼けていく食事を楽しみながら会話にふけり、時には景色や星を楽しむ。外だからこそ楽しめる料理があるし、景色がある。それを共有できる仲間と、ぜひYOKA SHICHIRIN++を囲んでもらえたらと思っています。